前回に引き続き、儀についてのお話しです。
第8講では、「霊憑の儀」と「開田の儀」について説明をします。
今回紹介する2つの儀は、「点の儀」や「神起こしの儀」と異なり、大きなリスクがあります。執り行う場合には、必ずこのページに書いてあることをよく読んでからにしてください。
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【霊憑の儀】
「伊邪那岐神の箱」を南東に、「伊邪那美神の箱」を南西に置けば、それが「霊憑の儀」となります。それぞれ、文字が書かれている面を北に向けてください。
強力な波動をチャクラの深層部に浴びせることによって、個人が持つ潜在的な霊力を意識下にまで引き上げ、霊感を強める効果があります。
決して、軽々しい気持ちでこの儀を執り行ってはなりません。
「霊憑の儀」によって生ずる波動は、「点の儀」や「神起こしの儀」のものとは異なり、チャクラのもっとも深い層にまで影響し、霊魂に揺さぶりを掛ける場合があります。それゆえ、一歩間違えればたいへん危険な儀となります。
「点の儀」や「神起こしの儀」の効果は、中断すれば徐々に薄れていく性質のものですが、「霊憑の儀」については、その保障ができません。ひとたび霊魂に作用してしまえば、二度と元の状態には戻れません。
たとえば、強すぎる霊力を喚起してしまった所為で、他者が身にまとう負のオーラ、憎しみの念、殺意、場に刻まれた負の思念……といった、見たくないものまで見えてしまうようになり、ノイローゼに陥ることもあります。また、波動が第1チャクラの深層部に届いてしまったため、ニンフォマニア(色情症)に陥った例も知っています。
「霊憑の儀」を執り行う際には、人間の本性をありのままに受け入れられるような、強靭な精神力が絶対的に必要です。本当に実行するかどうかは、くれぐれもよくお考えください。
とくに「高御産巣日神の△」と組み合わせれば(「高御産巣日神の△」を2つの箱よりも高い位置に安置)、強力な波動の渦が発生し、霊魂に作用する可能性が高まります。自分はチャネラーには向いていないと思われる方、霊的なものを感知したくない方、現在の生活に変化を望まない方はお控えください。
【開田の儀】
「開田の儀」とは、「霊憑の儀」と「神起こしの儀」を組み合わせたものです。
すなわち、「伊邪那岐神の箱」を南東に、「伊邪那美神の箱」を南西に、「天照大御神の△」を東に、「月読命の△」を西に、「建速須佐之男の△」を南に置けば、それが「開田の儀」となります。「伊邪那岐神の箱」・「伊邪那美神の箱」は正面を北に向け、「天照大御神の△」・「月読命の△」・「建速須佐之男の△」は正面を部屋の中央に向けてください。
「霊憑の儀」によって霊感を高めた状態で、「神起こしの儀」によって強力な宇宙エネルギーをチャクラの深層部に浴びせます。それによってチャクラを強制的にこじ開け、自身に流れる波動の質を高次元のものへと引き上げます。「田」はチャクラの意であり、「開田の儀」とはその名のとおり、チャクラを開く儀を意味します。この儀を執り行えば、チャネラーとしての強い力を身につける可能性があります。
かなり強力な波動が生まれるので注意が必要です。「霊憑の儀」が体質的に合わない方は、もちろん「開田の儀」にも手を出さないようにしてください。
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