第1講 宇宙エネルギーの生成

第1講では、宇宙エネルギーの生成について話します。

図を見ていただくと解りやすいと思います。

上段が天上界、下段が地上界を表しています。赤文字で記した数字は、発生の順序です。


まず始めに、①天地を主宰する神である天之御中主神(アメノミナカヌシノカミ)が立ち現れます。次に、②天上界を創造する神である高御産巣日神(タカミムスヒノカミ)と、③地上界を創造する神である神産巣日神(カムムスヒノカミ)が立ち現れます。この三柱の神は万物の生成をつかさどる創造神です。

その頃、地上はまだ地上といえるほど固まっていない、水に浮かぶ脂のような状態でした。そこに芽吹くように立ち現れたのが、④生きとし生けるものに生命を吹き込む宇麻志阿斯訶備比古遅神(ウマシアシカビヒコヂノカミ)でした。そして、⑤天上界の永遠を守る神である天之常立神(アマノトコタチノカミ)が立ち現れました。

以上の五柱の神は、天つ神の中でも特別な神です。


そして、天上界とまるで鏡合わせにするかの如く、地上界の神々が誕生していきます。まずは、⑥地上界の永遠を守る神である国之常立神(クニノトコタチノカミ)が生まれ、次に⑦大自然に命を吹き込む豊雲之神(トヨクモノカミ)が生まれました。


以上の、7つの順路により波動が織り重なり、そのスパイラルから宇宙エネルギーが発生します。

留意してほしい点は、これらの神々はすべて性別のない独り神であり、決して姿を見せることがないということです。つまり、人間が直接的に祈りを捧げる対象としての神ではなく、人間に感知できるところよりも高次の次元から、この世界にエネルギーを送り込む存在なのです。


この人間の思念を超えた高次の次元において、人間の生命をつかさどる力、すなわち宇宙エネルギーが生成されているのです。

宇宙エネルギー研究所

みなさまが幸福の道を歩まれるための一助となれば幸いです。