第2講 宇宙エネルギーを媒介するもの

前回は、宇宙エネルギーの生成が天之御中主神、高御産巣日神、神産巣日神、宇麻志阿斯訶備比古遅神、天之常立神、国之常立神、豊雲之神という世界のはじめに立ち現れた神々によるものであることを説明しました。つまり、五柱の神+神代二代の神々の波動のスパイラルから生ずるものが宇宙エネルギーの正体です。


ただし、前回も書きましたとおり、これらの神々は「無性の神」(独り神)であり、決して人間に感知できるものではありません。

人間が直接、これらの神々から波動を受け取ることはできません。

これらの神々は「神にとっての神」であり、神々にしか波動を送ることのない神々です。直接、私たちに働き掛けをすることはありません。


私たち人間が受け取ることができるのは、「有性の神」を媒介した宇宙エネルギーの波動です。それゆえ、私たち人間が宇宙エネルギーを受信する場合には、必ず神代三代目以降の神々の力を媒介することになります。


有性の神々の中でも、もっとも強力な力をもって人間に対して宇宙エネルギーを送り込めるのは、高天原を統治する神・天照大御神(アマテラスオオミカミ)です。


天照大御神は、それこそ太陽が世界を照らし続けるのと同じように、世界の至るところに惜しみなく波動を送り続けています。その波動は、世界のあらゆる物質、あらゆる生命、あらゆる現象の中に等しく溶け込んでいるのであり、常に私たちの身の回り、また私たち自身の中にあります。


すなわち、私たち人間が受け取る宇宙エネルギーというものは、天照大御神を媒介した宇宙エネルギー、すなわち天照大御神の波動なのです。


*注)天照大御神の他にも宇宙エネルギーの媒介となる神々は多数ありますが、その話は別の機会にします。

宇宙エネルギー研究所

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