第11講では、以前から問い合わせの多かったアセンションについて説明します。アセンションについては語ることが多く、今回だけでは説明しきれませんので、回を分けて、少しずつお話ししていきます。
番外編でもアセンションについては触れましたが、とかくこの言葉は誤解されがちです。スピリチュアル界隈で話題となり、「どうも重要であるようだけれど、何のことかは分からない……」と認識されているのが実情ではないかと思います。
「アセンション」という言葉は、元々は新約聖書のマルコ、ルカ、使徒言行録に描かれるイエス・キリストの昇天を意味します。ここでは聖書解釈には触れませんが、そこに示される出来事は宗派を超え、普遍的に重要な意味を持つものと私は考えています。
こちらの流派は、ご存知のとおり、キリスト教にではなく神道に基礎を置くものですが(※厳密には神道と真言密教との融合ですが、これについてはいずれ説明します)、「アセンション」という言葉は、敢えてそのまま使用しています。
アセンションとは、現在より高次元の世界、真の幸福の世界への到達を意味します。
次元転換が生じている今まさに、アセンションのための光の扉が開いています。私たち人類は、アセンションに向けて動き出さなければならない時期に来ています。
注意しなければならないのは、本当の意味でのアセンションとは、個人として完結するものではないということです。もし、「他人を出し抜いて、自分だけアセンションしてやろう」と考えたとすれば、それはアセンションとは遥か無縁のものとなります。
以前の記事で、「調和」というキーワードを示しました。
本来、あらゆる人々の精神世界は、調和される一つの輪のようなものです。このことを認識するところから、アセンションは始まります。逆に、他者を排除する価値観や自己中心性から離れられず、多くの対立を生ぜしめれば、アセンションのための光の扉は閉ざされてしまいます。
アセンションについては、また別の回でも説明していきます。
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